ITエンジニアは当然社会人です。
ならば、最低限の敬語は使えるようになりましょう。
ビジネス用語については、わからなければ使わなければいいし、会議や会話をやり過ごした後でGoogle先生に教えてもらいましょう。
今回のメインは敬語です。
当然ですが、「です・ます」を付ければOKではないです。
謙譲語と尊敬語を正しく説明できますか?そして正しく使えますか?
簡単にまとめると
尊敬語―― 相手を高めて、話し手が敬意を表すもの
謙譲語―― 自分を低めて、話し手が敬意を表すもの
なので、使い方を間違えると、
「◯◯様にお送りした資料ですが、拝見していただきありがとうございます。」
敬意を表すべき相手を低くする言い方になってしまい、バカ丸出しです。
良く使うやつだけを以下に並べておいたので、このくらいは全て頭に入れましょう。
基本形 | 尊敬語 | 謙譲語 |
言う | おっしゃる | 申し上げる |
行く | いらっしゃる | うかがう |
来る | いらっしゃる | 参る |
食べる | 召し上がる | いただく |
見る | ご覧になる | 拝見する |
聞く | お聞きになる | うかがう |
読む | お読みになる | 拝読する |
受け取る | お受け取りになる | 拝受する |
伝える | お伝えになる | 申し伝える |
思う | お思いになる | 存じ上げる |
会社 | 御社 | 弊社 |
最後に目上の人に対して良くやってしまうミスを挙げておきますので、参考にしてください。
「ご苦労様です」は目上の人が下のものの労をねぎらう言葉なので、使ってはいけません。「お疲れ様です」にしておきましょう。
「了解です」も同様です。「承知しました」にしましょう。
私が新人だった頃に、帰り際の「お疲れ様です」も本当はダメで「お先に失礼します」にするよう言われたのですが、最早完全に「お疲れ様です」が市民権を得ているため気にしなくていいと思っています。あ、でも「お先に失礼します」も言いましょうね。